認定こども園 今市中央幼稚園様(日光市)
キッズルームにお使いいただいています。
ビフォー


アフター






昨年暮れ、認定こども園 今市中央幼稚園様より畳替えのご相談をいただきました。新園舎完成から7年が経過して、キッズルーム(預かり保育室)の畳の傷みが進んでいるとのご相談でした。園児たちの快適な環境改善を考えられてのご相談と受け取りました。早速状況確認にうかがった所、畳の現況から園児たちの元気印を確認出来ました。認定こども園 今市中央幼稚園様はこの広い畳の部屋で、園児たちを思い切り遊ばせてくださっているんだなと嬉しくもありました。さて、ここからが畳屋の出番です。私の世代から現代の子供たちを見れば、明らかに遊びも遊び方も大きく様変わりしている事に気づきます。畳屋ですのでイ草が大好きですし届けたいと思っていますが、現代の多様な使い勝手によってはイ草が馴染まなくなりつつある場面がある事も感じています。キッズルームの現況と使い勝手を前提に、園児たちにとって幼稚園にとって何がベストなのか考えてみました。先ず園児たちにとって・・・
幼稚園ならではの広々とした畳敷きのお部屋でお迎えを待つあいだ、友達や先生方と縦横無尽に遊びまわる。園児たちにとっては、これ一点に尽きるのではと思いました。その上で幼稚園にとって・・・を考えてみまました。
① 安全性の高い畳
② 丈夫で長持ち
③ お掃除が楽で清潔な畳が長く維持管理できる
④ 明るいキッズルーム
① について、育ち盛りの園児たちです。走り回ったり転げまわったり座ってままごと遊びしたり。保護者の皆様も安心出来る踏み心地、座り心地。故に出来るだけ柔らかい畳が好ましい。
② について、園児たちは様々な玩具・遊具で毎日遊びます。ご覧の通りイ草の畳は剝けてしまいます。そうなると園児の服にササクレが付いて来ますし、傷んだ畳のキッズルームは園児たちの意識にも何かしかの影響をもたらすかもしれません。その上でキッズルームの畳を好ましい状態で維持しようとすると4~5年サイクルで畳替えをしなくてはならなくなり、畳替え費用のご負担が増して行く事になりますから出来るだけ丈夫な畳が好ましい。
③ 畳が剥け始めると、お掃除をすればするほどササクレて来ます。先生方にとって毎日のお掃除のご負担が増して行く事になりますし、丁寧にお掃除を仕上げても傷みが無くなることはありません。元気な園児たちですので食べこぼしもするでしょう。衛生管理面も含めて出来るだけ先生方のお掃除のご負担を軽減出来て、清潔で長く快適な畳の維持管理が可能な畳が好ましい。
④ 幼稚園に通う園児たちは成長過程ですので、明るい室内環境も重要だと思います。出来るだけ空間演出の選択肢が多い畳が好ましい。
当店が思いついた以上の中で、現在の様々な特徴を持っている材料を組み合わせてみました。自然素材のイ草の畳は、現代の園児たちの遊具・玩具などとの相性には疑問がわきます。食べこぼしに対しても同様ですしカビのリスクもあります。また先生方の毎日のお掃除に対する耐久性にも疑問を抱きます。近年そのカラフルなデザイン性から普及しています材料に紙表がございます。表面に樹脂コーティングが施されていて、食べこぼしが浸みない・カビの心配がほとんどない、色あせしないなどの特徴を備えておりますが、使い勝手の激しい...が前提のお部屋ではいずれ樹脂コーティングが剥がれて行きます。剥がれると紙ですので食べこぼしや汚れなどが染み込み取り去れなくなります。またキズも目立ちます。もう一つに樹脂表がございます。その材質の特徴から食べこぼしやカビに対して高い優位性を持っていますが、同じように使い勝手の激しい畳のお部屋ではキズが目立ちますしササクレも出て来ます。紫外線劣化も起きて来ます。
次に畳床(畳の芯材)です。近年では畳床と言えば建材床(インシュレーションボード+発泡断熱材)となっています。農業形態の変化から長い稲わらの確保が困難となった事から、稲わら床の代替として普及しています。害虫の心配も無く軽いのですが、いかんせん踏み心地が硬い。キッズルームの使い勝手からすれば、あまり好ましくありません。また量はとても少なくなった稲わら床は量産型の製床機で製造していますので、同じように硬くて重たい傾向(仕掛けにもよります)にあります。本来畳の本質は柔らかな踏み心地でございます。畳表(表面材)はお部屋の使い勝手に合わせて選べる時代になりました。現在はお子さんのお部屋等でジョイントマットを活用されている場面をよく見掛けます。手軽さも魅力ですよね。ジョイントマットは歩いている時には柔らかい踏み心地を感じますが、走ったり飛び跳ねたり、または転んだ時などですと、どうしても下の床材の硬さが出て来ます。その点でふわふわっ床は畳の厚み(30㎜~60㎜)全体で衝撃を受け止めてくれる安心感がございます。
当店はキッズルームの使い勝手を前提に、多種多様な特徴を持っている畳の材料の組み合わせと相性を見て、最終的に当店オリジナルの頑畳PLUS+ふわふわっ床をご提案させていただきました。頑畳PLUS(PVCシート)は既存の畳表と比較してスレに対して圧倒的丈夫の特性を持っていまして、色あせもほとんど無く汚れ落としに対しても各種洗浄剤による品質劣化も確認出来ません(シンナー系除く)し消毒液に対しても同様です。ですので常に快適で清潔な畳を維持する事が可能になります。また27種類のカラーバリエーションから、お好みの空間演出も可能になります。
以上の性能をサンプルと共に認定こども園 今市中央幼稚園様にご説明させていただきました。認定こども園今市中央幼稚園様は園児たちの為に、もっと清潔安全で快適な畳の上で思い切り遊ばせてあげたいと、同時に先生方のご負担を少しでも軽減してあげたいと、【替えなくてもいい?畳 頑畳PLUS+ふわふわっ床】のご採用をいただいて納めさせていただいた次第です。子供たちは思い切り遊ぶことで心身の成長や社会性を身に着けて行くのだと思います。ご家庭とは違った環境の広々とした畳敷きキッズルームで園児たちが元気に遊んでくれている様子に触れて、畳屋本来の理由と意味に浸らせていただいている次第です。感謝。。
快適で充実した幸せな暮らしは畳から...










認定こども園 今市中央幼稚園HP
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替えなくてもいい?畳『頑畳PLUS』ってな~に?
ふわふわっ床
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かちかちっ床
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頑畳PLUS+ふわふわっ床 in the キッチン
畳の体感スペース開設