畳床の加熱乾燥殺菌処理ってな〜に?

畳床(芯)には大きく分けて2種類あります。一つは昔から使われている稲藁だけで作られた藁床。もう一つは稲藁を使わず、木質ボードと発砲断熱材を縫い合わせた建材床です。

どちらも新規で敷き込まれてから、室内の湿度・床下からの湿気を頑張って吸収・調節し続けています。でも限界はあります。限界を超えると湿害が起きやすくなります。畳替えのタイミングで畳床が含んでいる湿度を吐き出させてあげれば、湿害のリスクが大きく減少するんですね!畳床 加熱乾燥消毒処理機内の室温を1時間掛けてゆっくり92℃に上げ、そこから更に1時間92℃のまま乾燥します。

これは芯温が50℃を超える時間と温度です。芯温50℃とは害虫の卵までが死滅する温度とされています。仮に害虫や卵がいたとして、一旦クリアな畳床に戻す事になるんですね!畳床自体の寿命にも好影響をもたらします。もっとも重要な点は、畳床の表面だけの乾燥だけに留まらず畳床の芯までも乾燥消毒処理が出来るという点にあります。(近年では主流になっております建材床に関しましては、時間や設定温度等を変えています)

 

 

当店の畳床 加熱乾燥消毒機は熱交換方式を採用。常に新しい空気の温風で畳床 加熱乾燥消毒処理が出来るんですね。薬剤を一切使わない安心安全な畳床の消毒処理です。畳床の芯までも消毒出来る、唯一の設備です。当店では畳替えとセットで標準施工させて頂いています。

 元来い草は抗菌作用を持ち合わせている優れた素材です。例えば白癬菌やO157等の繁殖を抑える事が科学的にも証明されています。現代では知られなくなりましたが、古代より皮膚や粘膜・傷の炎症を抑える薬としても、い草は活用されていました。畳は清潔な日本人を象徴する素材です。当店が畳替えとセットで畳床の加熱乾燥消毒処理を始めて12年目になります。お客様の快適な畳の暮らしをサポートしています。

 

※殺菌の定義:病原体のある微生物を一旦死滅・除去させて害の無い程度にする。

 

※畳床 加熱乾燥消毒処理は、病原体のある微生物を【恒久的】に死滅・除菌させる処理ではございません。

 

※水害等で大量に水分を吸い込んでしまった畳床の復元は出来ません。。

 

では事項の家具移動三種の神器ってな~に?をご覧ください。。